2025-10-08(水) ボーカルの練習の時にマイクを使うことについて考える。


ボーカルの練習の時にマイクを使うことについて考える。

(この記事の内容は多分に個人的な感想をまとめたものですので、全ての人に当てはまるかどうかは分かりませんが、かなりの人に当てはまる内容なんじゃないかと思います)

ボーカルの練習をするときに、皆さんどんな環境で練習してるでしょうか?

自宅で大きな声を出して練習するのって周りに聞こえる事とかを考えると、結構難しいですよね。
私は比較的環境(ご近所さんとか)に恵まれてたので、家で大きな声を出して歌っても苦情が来るようなことは無く、比較的恵まれている環境でスタート出来たと思います。

とはいえ、あくまでも地声で歌の練習をする訳で、ボーカルマイクを使って練習するわけではありませんでした。
声量には自信があったので、マイクなんか無くったって全然問題ないと思ってたと言うのも背景的には有ると思います。
しかし、振り返って考えてみると、大きな声で高い音で歌うのが目的みたいに成っていて、歌ってる本人はやった感が有って楽しくても、聞いてる側からはうるさい歌に成っていたように思います。

これを解決する為に、マイクを有効活用する練習をしようと思って、カラオケボックスに入って練習するようになりました。
カラオケボックスに入れば大きな音も気にせずマイクを使った歌の練習をすることが出来ます。

マイクを使って練習することで得られるメリットはこんな感じだと思います。

1.自分の声が良く聞こえる状態に成るので、ピッチの揺れとかが明確に確認でき、結果として自分の声のピッチが正確になります。
逆から言えば、自分の声のピッチが正しくない個所を明確に認識できるので改善に向けた練習がしやすい環境と言えますね。

2.オンマイクとオフマイクを切り替える事で、大きな声はうるさく無く、小さな声はハッキリと届けることが出来るようになります。
人によっては、大きな声で歌う場所でも、マイクに唇が付く位オンマイクで歌う人が居ますが、その結果、聴く側には大きすぎる音量で耳を押さえたくなるようなストレスを感じさせることになります。

では、大きな声で歌う部分でマイクを離すとどうなるでしょう?
当然のことながら、音量は小さく成ります。
せっかく大きな声を出してるのにボリューム絞ると意味が無いように感じされるかもしれません。
しかし、大きい声を出している時には大きい声の声質が出る関係でボリュームを絞っても声の勢いのようなものは十分に感じられる声に成ります。

逆に、ささやくように歌いたい部分の場合、必然的に小さい声で歌う事に成る訳ですが、この場合聞いている人には聞こえにくい状況を作ると思います。
このような場合にオンマイクで、音量を増幅させてクリアに聞こえるようにするわけです。
ボーカルが与えるインパクトは単純にボリュームだけではなく、声の質感も合わせてインパクトを与えるため、このような効果が出せるようになると思います。

大きな声=オフマイクで音量を抑制
小さな声=オンマイクでクリアに

を意識することで、歌に説得力が出るのではないかと思います。

ちなみに、小さい声で歌う場合、大きい声で歌う時より、ピッチのコントロールは難しくなると思いますが、マイクを使うことで自分のミスをはっきり認識しクオリティーを上げる事が可能に成ると思います。

マイクに関係ない要素というと、英語の発音に関することが上げられますが、これについては別の機会に・・・

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